NEMってどんな通貨?
NEMのプラットフォームで流通する通貨の名称はXEM(ゼム)といいます。
「NEM流出!」とCC問題で報道されたこともあってか、NEMという名前のほうが有名ですね。
NEM=プラットフォームの名称
XEM=NEM内で使用される通貨の名前
NEMは、独自に開発したブロックチェーン技術を採用しています。
そこで使用されるXEMはプラットフォーム系の通貨で
国内でも根強いファン層がいますが
最大の欠点はイーサリアムがライバルであることです。
◆承認速度が速い
NEMはブロックチェーンの生成間隔が約1分に設定されています。
ブロックの生成間隔は、言い換えれば「仮想通貨の取引にかかる時間」。
仮想通貨は電子計算によって承認され生成されるので、
処理スピードは生命線と言える。
ビットコインの生成間隔は約10分なので、NEMを使えば所要時間がおよそ10分の1で済んでしまうのです。
◆報酬獲得のハードルが低め
ブロックチェーンを維持する「マイニング(採掘)」という言葉はご存知かと思いますが、
マイニングは演算を行うことによって取引の承認をする仕組みで、
参加したユーザーは運営に協力した対価として報酬を獲得できます。
対して、NEMにも承認作業によって報酬を得る仕組みがあるのですが、
マイニングではなく「ハーベスティング(収穫)」と呼ばれています。
マイニングには専門的な知識や設備投資、そして膨大な電力が必要です。
ハーベスティングにはそれほど高度な環境を必要とせず、自宅のPCでも参加が可能です。
富の「平等」を掲げるNEMならではの特徴と言えます。
ハーベスティングには、PoIというNEM独自のシステムが関係しています。
★PoW・・・主にBTC
取引の承認を行うときに仕事量(処理能力)が大きいほど報酬を獲得しやすいアルゴリズムです。
「電気代が高額になる」「処理能力しだいでブロックチェーンを改ざんできる」という欠点があります。
PoS・・・主にイーサリアム
PoWの欠点を解消するため、イーサリアムの保有量が多い人ほど報酬を獲得しやすいよう設計されたアルゴリズムです。
こちらにも「富裕層が有利になる」「保有量を確保するため流動性が下がる」という欠点があります。
PoI・・・NEM独自
従来のPoWやPoSがもつ弱点を補うように開発されたコンセンサスアルゴリズムです。
重要度(Importance)が高い人ほど報酬を獲得しやすいように設計されています。
重要度とは、NEMの保有量と取引量を指します。
上記二点を一定数の条件を満たしている場合Polを活用しはーべスティングに参加出来るようです。
◆nemの将来性
★mijin・・・金融機関での利用を想定されており、セキュリティの強化と90%ものコスト削減を可能に
した簡単にプライベートブロックチェーンを構築できるサービスです。
mijinはテックビューロ社のnemの双子と呼ばれています。
★Aposille・・・ブロックチェーンを使って改ざん不能かつ透明性の高い証明書を発行できる機能です。
複雑な決済や事務手続の手数料や工数を削減できます。
★カタパルト・・・処理速度(トランザクション)を高速化するアップデートです。
システムのプログラムをJavaからC++というプログラミング言語に変更することで、
1秒あたり約4,000件の取引を処理することができるようになります。
送金が早いことで知られる仮想通貨リップルでも1秒で1,500件ほどとされており、
圧倒的な処理速度ということがわかります。
他にもプロダクトは発表されていますがそれぞれが実装されるタイミングで
価値上昇とともに価格の上昇が容易に予測できます。
全体的な下げ相場とともにご多分に漏れず、爆下げ中のxemですが、
上記理由からコツコツと仕込むのはチャンスととらえている投資家も多いようです。
~噂で勝って真実で得る~
与多作でした。